餅とチョコ、千早茜が綴る『しろとくろの偏愛』

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文藝春秋は、直木賞作家・千早茜の最新食エッセイ『しろとくろの偏愛』(絵・西淑)を9月3日に発売する。餅とチョコレートをめぐる33編を収めた、オールカラーのエッセイ集である。

保育園時代から続く餅への愛

『しろとくろの偏愛』は、餅を扱う「もちもちの向こう」と、チョコレートを扱う「あまくて、にがい、ばくばく」の2部で構成される。

千早は、保育園のアルバムの好物欄に「いも、もち」と記していたほどの餅好き。満腹でも餅を目にすると手が伸びるほどだという。理想の安倍川餅に出会った際には、その表情を見たタクシー運転手から「どこの餅ですか」と尋ねられたという逸話も紹介されている。

板チョコの可能性を追って岩手へ

後半では、餅と同様にチョコレートへの強い思いが綴られる。チョコレートを食べられなくなれば「私という存在は死ぬ」と語るほどだ。

板チョコという一見シンプルな菓子にさまざまな可能性を見いだし、よりよい組み合わせを求めて岩手まで足を運ぶなど、千早ならではのこだわりが描かれている。

西淑のイラストと仮フランス装

千早は2008年に「魚神」で第21回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。同作で泉鏡花文学賞、『しろがねの葉』で第168回直木賞を受賞した。食エッセイ「わるい食べもの」シリーズでも知られる。

イラストは、共著『眠れない夜のために』でも千早と組んだ西淑が担当した。小B6判、仮フランス装のオールカラー160頁で、価格は紙版2,035円、電子版2,000円(いずれも税込)。

また、刊行を記念したトークイベントも9月11日に文藝春秋サロンで開催される。菓子研究家・福田里香をゲストに迎え、餅やチョコレートをはじめ、食や菓子への思いを語る。参加費は2800円で、定員20名の事前申込・抽選制となっている。応募は9月2日正午から9月5日正午まで受け付ける。

■出典
株式会社文藝春秋のプレスリリース

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