辻村 深月(ツジムラ ミヅキ)デビュー22周年記念作品となる新作長編小説『ファイア・ドーム』(上巻・下巻、6月5日小学館刊)が、刊行以来、大きな反響を呼び続けている。
『ファイア・ドーム』は、発売直後から異例の売れ行きを記録した。紀伊國屋書店全店(文学部門・6月期)をはじめ、全国の書店でベストセラー第1位を相次いで獲得した。増刷を重ね、発売から1か月で、累計発行部数35万部に到達した。

新作の度に期待を大きく上回る作品が誕生する
辻村 深月は、1980年、山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業。2004年に「冷たい校舎の時は止まる」で第31回メフィスト賞を受賞してデビューする。2011年には『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞を、2012年には『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞した。
2018年には、『かがみの孤城』で第15回本屋大賞第1位を獲得。人気の高い作品は、アニメ化・映画化されている。主な作品として、『ぼくのメジャースプーン』『盲目的な恋と友情』『ハケンアニメ!』『傲慢と善良』などがある。
連載に4年、改稿に3年
『ファイア・ドーム』は、原稿枚数1,500枚の現代長編ミステリー。執筆開始から7年。文芸誌「STORY BOX」2019年6月号から、2023年8月号に計25回連載された作品をもとに、大幅な加筆・全面改稿を経て完成した。
『ファイア・ドーム』特設サイトでは、あらすじ漫画、あらすじ動画、TVCM、登場人物紹介、冒頭30ページ大ボリュームの試し読みなどのコンテンツが楽しめる。作中の“忘れざる夏”へと誘う、TVCM「夏Ver.」、スペシャルPV「夏Ver.」を公開中である。
噂は軽薄な娯楽である
25年前の夏、平穏だったはずの地方都市で、百貨店受付嬢誘拐殺人事件が発生。受付嬢になって2年目の新沼紗英は、新聞社を騙った犯人の電話におびき出され、帰らぬ人となった。悲劇をめぐる“噂”が、町に炎のように降りそそいだ。
静けさを取り戻したかに見える町に、燻り続ける因縁が、新たな事件を呼び起こす。小学4年生の男の子、戌井光汰朗は、写生遠足が行われた日の夕方に目撃され、その後行方不明になる。人は、なぜ、大きな事件に魅了されてしまうのか。この町に、再び火の粉が降りかかる。
四六判上製/上巻464ページ、下巻432ページ。価格は、各2,090円(税込み)。

