革製品ブランド「UNROOF」が宮部みゆきとコラボレーションしたオリジナルブックカバーの先行予約を6月1日に開始した。一般販売は6月11日から。
宮部氏が2027年に小説家デビュー40周年を迎えることを記念した数量限定アイテムである。

江戸小説の世界を、読む手元に宿す
今回のブックカバーは、宮部氏が描いてきた江戸小説の世界観から着想を得たものだ。『三島屋変調百物語シリーズ』『きたきた捕物帖シリーズ』『ぼんくらシリーズ』など、江戸の下町に生きる人々を描いてきた作品群への敬意が込められている。
デザインには、江戸更紗を中心とした伝統文様を採用した。奢侈禁止令の下でも、見えない部分の柄に美意識を忍ばせた江戸の人々の「粋」を、現代の読書道具として再構成している。読書を情報の消費ではなく、物語の世界で過ごす時間を慈しむためのアイテムだ。
五つの色に込められた物語の気配
カラーは、真紅、白妙、水縹、濃藍、焦茶の5色。真紅は宮部作品に多く登場する曼珠沙華を、白妙は白い桜を、水縹は深川・本所を流れる水路の色を表している。
濃藍は庶民の日常着として親しまれた藍、焦茶は長屋で暮らす人々を支える家屋の色をイメージしたものだ。どの色にも、江戸の暮らし、人情、情念、静かな日常の気配が宿っている。
厚みに合わせて調整できる革の読書道具
UNROOFのブックカバーは、文庫本サイズに対応しながら、100ページ程度の薄い作品から1,400ページ程度の厚みがある作品まで調整できる構造が特徴である。宮部氏の長編シリーズにも対応しやすく、読む作品に合わせて長く使える仕様となっている。
素材にはイタリアンレザーと江戸更紗柄の着物生地を使用。使い込むほどに革がなじみ、読書の時間とともに変化していく。先行予約特典として、宮部氏が監修したオリジナルしおりも用意される。物語を読む時間そのものを大切にしたい人にふさわしい、特別なブックカバーである。

