集英社は6月26日、三浦しをんの最新小説『夜の恩寵』を発売した。

夢と現実のあわいを描く5つの物語
『夜の恩寵』は、「カリスマ」をテーマに、夢をめぐる5編を収録した連作短編集である。
3年ぶりに故郷へ戻った主人公と、歳月を感じさせない継母との再会を描く「神馬に乗る女」。予知夢を見る祖母をもつ未千が、21歳の誕生日に高熱に浮かされて以来、それまで見たことのない夢を見るようになる「胡蝶」。このほか「夢見る家族」「金の糸」「夢の子ども」が収められている。
夢とうつつの境界が揺らぐ世界を、幻想的な美しさのなかに不穏さを忍ばせて描いた一冊だ。形を持たない夢の感触を、三浦しをんの緻密な筆致が物語として立ち上げている。
四六判ハードカバー、264ページ。定価は2,145円(税込)。
直木賞・本屋大賞に輝いた作家
三浦しをんは1976年、東京都生まれ。2000年に『格闘する者に○』でデビューした。
2006年に『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、2012年に『舟を編む』で本屋大賞を受賞。小説のほか、『のっけから失礼します』『マナーはいらない 小説の書きかた講座』『しんがりで寝ています』など、エッセイも数多く手がけている。
刊行記念トークショーを7月21日に開催
刊行を記念し、三浦しをんが新作について語るトークショーが7月21日に開催される。聞き手はライターの瀧井朝世が務める。
会場は東京都町田市の和光大学ポプリホール鶴川。19時30分開演で、終演は21時を予定している。
チケットは3,500円(税込)。『夜の恩寵』1冊と、イベント限定の特製書影ブロマイドが付く。ブロマイドに掲載される著者サインは複製である。
詳細は、久美堂または和光大学ポプリホール鶴川の公式サイトで確認できる。

