株式会社KADOKAWAは4月24日、京極夏彦著『了巷説百物語』と、京極夏彦・竹原春泉・桃山人著『絵本百物語』を角川文庫より同時発売した。

嘘と妖が交差する、伝説的シリーズの終幕
1997年の『巷説百物語』刊行以来、京極夏彦の作家人生とともに歩んできた妖怪時代小説シリーズが、文庫版でも最終巻を迎えた。
『了巷説百物語』は、第1作『巷説百物語』から続く同名シリーズの完結巻である。「凡ての嘘を見破る」裏稼業を持つ稲荷藤兵衛が、老中・水野忠邦の改革を妨害する者を追う依頼を受け、妖物を操る一味と対峙する。やがて陰陽師・中禪寺洲齋との出会いが、物語を大きく動かしていく。
直木三十五賞をはじめ複数の文学賞を受賞してきた伝説的シリーズの集大成であり、全1,168ページ、登場人物は40人以上に及ぶ。初回限定特典として登場人物しおりも封入される。
妖怪たちの原典を、京極夏彦の言葉で読む
同時発売の『絵本百物語』は、江戸時代に刊行された妖怪本を現代語訳・原文翻刻したものだ。
二口女、小豆洗、累など、「巷説百物語」シリーズに登場する妖怪たちの出典がここにある。妖怪画はフルカラー掲載で、京極夏彦自身が現代語訳を手がけている。
完結を記念した特装版BOXセットの発売も決定した。シリーズ全7冊と『絵本百物語』を収めたセットで、カドスト限定の完全受注生産となる。5月中に受注開始の予定。
また、2冊同時購入でオリジナルショッパーがもらえるキャンペーンや、KADOKAWAアプリを通じた抽選キャンペーン(京極夏彦直筆サイン色紙など)も実施される。
※「中禪寺洲齋」の「齋」は、上部が“了”の字形が正式表記。

