熊追人(くまおいびと)たちの記録 『羆追人たち ヒグマの虜になった10人』

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株式会社山と溪谷社は、黒田未来雄のノンフィクション作品『羆追人たち ヒグマの虜になった10人』を7月17日に刊行した。

NHKディレクターから猟師へ

黒田未来雄(くろだ・みきお)は、1972年、東京都生まれ。元NHKディレクター。NHKのテレビ番組「ダーウィンが来た!」などの自然番組を中心に制作に携わった。北米先住民の世界観に魅了され、カナダに通いながら狩猟体験を積み、2016年に狩猟免許を取得した。

2023年、NHKを早期退職して北海道に移住する。現在、講演会や授業、執筆活動を通じて、狩猟採集生活の魅力や先住民の教えについて伝えている。

著書として、『獲る 食べる 生きる 狩猟と先住民から学ぶ“いのち”の巡り』(小学館)。アウトドア雑誌『BE-PAL』(小学館)にて「脱サラ猟師からの手紙」を連載中である。

ヒグマと向き合う人たち

ヒグマは、日本最大の陸棲哺乳類であり、人にとって大きな脅威である。一方、その存在に強く魅せられ、深く関わり続けてきた人々がいる。同書は、「狩猟」「研究」「文化」など、さまざまな分野からヒグマに関わり、ヒグマの虜になった10人の経験と言葉を伝えている。

ハンター、研究者、カメラマン、はるか昔からヒグマと共に暮らしてきたアイヌ民族は、ヒグマの危険性を十分に理解しつつも、いたずらに怯えることなく、それぞれの立場からヒグマの真の姿を見つめようとしている。

ヒグマと徹底的に戦ったり、無抵抗を貫いたりと対処法は異なるが、共通しているのは、彼らは、ヒグマと関わるのをやめていない。死の恐怖を凌駕するほど、ヒグマの魅力の虜になってしまうのだろうか。

「羆追人」たちの10の記録

1章では、ヒグマの危険性を肌で感じているハンターの原田勝男、赤石正男の言葉と経験を記録。2章では、「人間との関係性を考える人」として、早稲田宏一(NPO職員)、浦田 剛(自治体職員)、山本 牧(ヒグマ対策専門家)の声をまとめている。

3章では、「知られざる素顔に迫る人」として、前田菜穂子(飼育員)、青井俊樹 (研究者)、新山敏彦(カメラマン)の経験談を。4章では、アイヌ民族の秋辺デボ、大川勝のヒグマに対する思いや姿勢が綴られている。

四六判/288ページ、2,200円(税込み)

■出典
株式会社インプレスホールディングスのプレスリリース

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