株式会社新潮社は、朝吹真理子(あさぶきまりこ)の書き下ろし小説『閉じた目』(限定300冊)を8月26日に発売する。
今回、著者直筆のシリアルナンバーが入った特別な和綴本を販売する。発売に先駆け、7月17日から新潮ショップにて一部先行予約の受付を開始した。

芥川賞作家・朝吹真理子
朝吹真理子は、1984年、東京生まれの小説家。2009年に「流跡」でデビューする。2010年に、同作でドゥマゴ文学賞を最年少で受賞。2011年には、「きことわ」で芥川賞を受賞した。
その他の著書として、『TIMELESS』、エッセイ集『抽斗のなかの海』、『だいちょうことばめぐり』(写真・花代)、『信号旗K』などがある。2026年秋には、『ゆめ』(河出書房新社)を刊行する予定。
書き下ろし小説『閉じた目』
岡山市内を訪ねた古物商の可子は、長持のなかで眠る子供を見つけた。権威におもねる人々を憎み、酩酊した夜に、かつての空襲・農民一揆の渦中にいた声たちが、可子に語りはじめる。
人間は格が好きだから。格が下がることに怯え、格上だと示すために傷つける人間の本性に迫る。岡山にまつわるたくさんの「声」をきいた著者の想像力が、装幀の細部にまで行き届き、特別な一冊が完成した。
岡山芸術交流2025のための特別な小説
『閉じた目』は、朝吹真理子の小説で構成された「岡山芸術交流2025 青豆の公園」の公式カタログとして発売する。竹森ジニーによる英訳版「Eyes Closed」も収録。
造本は、和綴題箋貼り、本文小口袋綴。謡曲本を模した全頁袋綴の和綴本であり、やわらかな感触とともに小説の「声」を贅沢に味わうことができる。
購入は、ひとり1冊まで。申込み先着順、限定数に達し次第、販売終了となる。8月26日の発売日以降に、順次発送予定となっている。
A5判変型/112ページ、3,520円(税込)。

