株式会社書泉は、皆川博子の名作『蝶』(文春文庫)を復刊することを発表した。『蝶』は、2005年に株式会社文藝春秋から単行本として発売され、2008年には文庫化された作品である。

直木賞・紫式部文学賞ほか各賞総なめ
皆川博子は、1930年生まれ。1972年に『海と十字架』でデビューする。1973年に「アルカディアの夏」で小説現代新人賞を受賞。1985年に『壁─旅芝居殺人事件』で日本推理作家協会賞、1986年『恋紅』には、で直木賞を受賞した。
半世紀以上にわたり、ミステリ・幻想小説・時代小説・歴史小説等、幅広いジャンルで創作を展開。柴田錬三郎賞、吉川英治文学賞、毎日芸術賞、本格ミステリ大賞、日本ミステリー文学大賞、紫式部文学賞等の数多くの名だたる賞を受賞した。2025年春の叙勲では旭日中綬章を受章した。
長い虚無を生きる男を描いた『蝶』
男は、インパール戦線から帰還した。銃で妻と情夫を撃ち、出所後に、小豆相場で成功する。北の果ての海に程近い「司祭館」で暮らしていた。ある日、映画のロケ隊がやってくる。
今回、「芳林堂書店と、10冊」の企画として、書泉・芳林堂書店限定で9月25日から『蝶』の予約販売を開始した。予約の締め切り日は、10月25日、店頭発売日(商品配送予定日)は、11月下旬予定している。
蝶の羽根をモチーフにしたブックマークを作成
復刊するにあたり、書泉・芳林堂書店では、革製品ブランドの「UNROOF」へ依頼し、オリジナルの本革製しおりを作成した。作品に合わせたイメージカラーで、「蝶」の羽を模した形状にサインを押し印したデザインとなっている。有償特典として書籍と合わせて販売する。
しおり1つの価格は2,750円(税込み)。タッセル青ver.と赤ver.があり、2つ並べると蝶の形になる。タッセル1個のセット価格は、4,510円(税込み)、タッセル青・赤2個のセットは、7,260円(税込み)。
文庫/221ページ、1,760円(税込み)。

