島本理生の新たな境地へ『ノスタルジア』4月23日発売

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株式会社河出書房新社は、島本理生(しまもと りお)の長編小説『ノスタルジア』を4月23日に発売する。

直木賞作家・島本理生

著者の島本理生は、1983年東京都生まれの小説家。2001年「シルエット」で群像新人文学賞優秀作を受賞し、17歳でデビューする。2003年には、『リトル・バイ・リトル』で野間文芸新人賞を受賞。受賞時の年齢は20歳であり、同賞史上最年少の受賞となった。

2005年に発表した『ナラタージュ』は、「この恋愛小説がすごい! 2006年版」(宝島社)で第1位を獲得し、ベストセラーに。2015年には、『Red』で島清恋愛文学賞を受賞。2018年には『ファーストラヴ』で直木賞を受賞する。

人間の内面に深く迫る作品世界

著者は、これまでに恋愛だけでなく、孤独や暴力等を通して、人間の繊細な感情の機微を描き、数々の文学賞を受賞している。『ナラタージュ』『Red』『ファーストラヴ』は、原作小説として映画化された。

島本は、『ノスタルジア』をキャリアの中で「コロナ禍以降の最重要作品」と位置付けている。加害と被害、愛と赦し、重層的なテーマに向き合い、人間の存在を問う作品が完成した。

孤独な男女の魂が惹かれあう

書けなくなった小説家の紗文(さあや)は、5年前に最愛の人を亡くしている。知り合った青年の創(そう)は、殺人事件の加害者を家族に持つ。

喪失や罪、言葉にできない空白を抱えた2人が出会い、お互いの過去と痛みに触れながら、惹かれあっていく。距離をとろうとしても、相手を求めてしまう切実な感情の描写は、世代をこえた読者の記憶を揺さぶるだろう。

四六判/上製/256ページ、1,870円(税込み)。電子書籍も同日に発売予定。

■出典
株式会社河出書房新社のプレスリリース

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