池井戸潤『俺たちの箱根駅伝』、日本テレビ系でドラマ化決定

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文藝春秋より発売中の池井戸潤の長編小説『俺たちの箱根駅伝』(上下巻)が、2026年に日本テレビ系で連続テレビドラマ化されることが決定した。

お正月の風物詩を「選手側」と「テレビ局側」から描く

本作は、正月の風物詩「箱根駅伝」を舞台に、どん底から勝利を目指す大学陸上競技部のランナーと監督、そして彼らを生中継するテレビ局員たち。二つの視点から“走る者たち”の姿を描いた青春群像劇である。

予選会から本戦出場を目指すのは、「寄せ集め」と呼ばれた古豪・明誠学院大学の選手たち。217.1キロに及ぶ全十区の走りを通じて、敗北から立ち上がる勇気と、仲間を信じてタスキをつなぐ希望が描かれる。

小さな疑問から生まれた、大きな物語

本作の発想は、「中継ポイントの中で、なぜ“小涌園前”だけが地名でなく施設名なのか」という小さな疑問から始まったという。だがそこから、タスキに託された友情や信頼、テレビマンの執念を描く壮大な物語へと発展した。

刊行は2024年4月。箱根路を駆け抜ける若者たちの情熱、プライド、挫折と再生の物語が、池井戸作品ならではのスピード感を伴って感動の人間ドラマへと昇華した本作。

読者からは「胸が熱くなる」「本を読んで泣いたのは二十年ぶり」と感動の声が相次ぎ、ベストセラーとして話題を呼んだ。

作者自身が「もう二度と、こんな小説は書けない」とまで語る、渾身の一作。青春とプライドをかけた“もうひとつの箱根駅伝”が、テレビドラマとして今ふたたび始まろうとしている。

番組の放送時期は2026年を予定。箱根駅伝を生中継し続けてきた日本テレビが、関東学生陸上競技連盟の全面協力を得て製作する映像にも期待が高まる。

■出典
株式会社文藝春秋のプレスリリース

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