新潮社は12月1日、宮島未奈による「成瀬あかりシリーズ」の完結編『成瀬は都を駆け抜ける』を刊行した。
シリーズ第1作『成瀬は天下を取りにいく』は2023年3月に刊行され、本屋大賞や坪田譲治文学賞など多数の賞を受けた。「普通」という規範への挑戦を続ける主人公の姿勢は共感を呼び、続編『成瀬は信じた道をいく』と合わせて累計発行部数180万部を突破する人気シリーズとなった。
そして2025年12月、ついに完結の時を迎える。地元への愛にあふれ、「好き」を諦めない姿勢で多くの読者を魅了してきた唯一無二の主人公・成瀬あかりの物語が、いま幕を閉じる。
完結編の舞台は京都である。滋賀県立膳所高校を卒業し、京大生となった成瀬を中心に、新たに出会う風変わりな仲間たち、そして既刊からおなじみの人物たちが千年の都を駆け抜ける。
一世一代の恋に破れた同級生、謎多きサークル「達磨研究会」、簿記YouTuber、娘とともに地元テレビの取材を受ける母、憧れの人に恋焦がれる男子大学生。個性的な面々が、成瀬の最後の物語を彩る。そんな中、幼馴染の島崎のもとには成瀬から突然速達が届き……。
完結記念！サイン入りグッズが当たるキャンペーン
シリーズ完結を記念し、新潮社では12月14日まで電子書籍ストアhonto限定のキャンペーンを実施している。シリーズの装画をあしらった著者サイン入りA4クリアファイルが抽選で4名に当たる、ファン必見の特別企画だ。
さらに特設サイトでは、第1話「やすらぎハムエッグ」の試し読みも公開中で、購入前に作品世界を体験できる。
■書籍データ
【タイトル】成瀬は都を駆け抜ける
【著者名】宮島未奈
【発売日】2025年12月1日
【造本】四六判
【定価】1,870円（税込）
【ISBN】978-4-10-354953-6
（プレスリリースより）
