年末恒例!『このミステリーがすごい!2026年版』発売中

読書NS

宝島社は12月5日、『このミステリーがすごい!2026年版』を刊行した。

37年にわたり“読書の達人たち”の眼によって選ばれてきた『このミス』は、国内外の新作ミステリー&エンターテインメントをランキング形式で紹介するガイドブックの決定版である。

単なるランキング本にとどまらず、その年の物語世界を照らし出し、お気に入りの一冊を探すための羅針盤の役割も担っている。

2026年版では、2025年に刊行された国内外の新作ミステリーおよびエンターテインメントから、ベスト20が選出された。

物語を生む現場に触れる特別対談と座談会

今回、表紙を飾ったのは、人気ゲーム『都市伝説解体センター』の描き下ろしイラスト。巻頭には、その制作陣とミステリー作家・今村昌弘、円居挽による座談会も収録。ゲームの魅力を解き明かす。

さらに、伊吹亜門、古泉迦十、坂上泉、白川尚史による歴史・時代ミステリー座談会も必見だ。作家たちはどのような視点で、その時代、その人物を選ぶか。気鋭の作家が集結し、歴史の迷宮に踏み入る魅力を語り合う。

没後60年記念企画「この乱歩作品がすごい!ベスト10」

江戸川乱歩没後60周年を記念した特別企画「この乱歩作品がすごい!ベスト10」も発表された。

日本の探偵小説を芸術の域まで高めた巨星・乱歩。彼が遺した作品群は、怪奇と幻想、エロティシズムと論理が混然一体となり唯一無二の世界観を持つ。

ランキングでは綾辻行人、白井智之、辻村深月など、ミステリー作家44名が投票に参加した。多岐にわたる乱歩世界から誰が、何を選び取ったのか。こちらも、見逃せない。

■出典
株式会社 宝島社のプレスリリース

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