株式会社東京創元社は、『瞬きすら許さない』(まばたきすらゆるさない/ジョー・キャラハン著/吉野弘人訳)を、3月11日に創元推理文庫より刊行した。

デビュー作が最優秀新人賞を受賞
ジョー・キャラハンは、イギリス・ミッドランド地方在住の小説家。2023年に『瞬きすら許さない(In the Blink of an Eye)』で作家デビュー。
同書は、2024年に英国推理作家協会賞最優秀新人賞、シークストン・オールドペキュリア犯罪小説賞を受賞。2025年には、バリー賞最優秀新人賞でも最終候補に選出されるなど、破格の評価を得ている。
イギリスは、ミステリー文学の名作を多く生んだ国。イギリスの錚々たる作家陣が、同書を絶賛。また、数々の名作を手掛けたゲームクリエイター小島秀夫から、絶賛の推薦コメントも寄せられている。
警視正がAI(人工知能)捜査官とバディを組む
現代のイギリスで不可解な失踪事件が起こり、古風な警視正キャットとAI捜査官ロックがバディを組んで事件の捜査にあたる。
青年の失踪は、事故か、自殺か、あるいは殺人事件なのか。ロックは、統計データをもとに、キャットの信じる刑事の直感などただの思い込みだと切り捨てる。
人間とAI、相反するふたつの頭脳が、火花を散らしながら、事件の真相に近づいていく。先進的な設定と、緻密に構築された骨太の捜査小説のプロットが見事に融合したミステリーとなっている。
21世紀の最前線をゆく警察小説シリーズ
翻訳は、英米文学翻訳家の吉野弘人(ヨシノヒロト)。主な訳書にベイリー「ザ・プロフェッサー」、ムーア「評決の代償」、ワイデン「喪失の冬を刻む」、ラング「彼女は水曜日に死んだ」など。
シリーズの続編として『Leave no Trace』、3作目となる『Human Remains』が発表されており、英国ミステリー界の新星として注目を集めている。書店員も絶賛する警察ミステリーシリーズであり、日本語訳された続編の刊行が待ち遠しい。
文庫判、492ページ、税込1,430円。

