温泉旅館が主宰する文学賞「三服文学賞」第3回開催決定、地域賞も新設

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佐賀・嬉野温泉の旅館「和多屋別荘」が主宰する全国初の温泉旅館発文学賞「三服文学賞」が第3回の開催を発表。嬉野地域賞の新設や作家招待プログラムも展開され、創作と滞在が融合するユニークな取り組みに注目が集まる。

株式会社和多屋別荘(佐賀県嬉野市)は、館内に設けた書店「BOOKS&TEA 三服」を拠点とする全国初の温泉旅館発文学賞「三服文学賞」の第3回開催を発表した。今回は新たに「嬉野地域賞」を設け、地域住民も参加できる仕組みを強化。また、創作環境を整えた特別宿泊プランや、作家・編集者向けの滞在招待企画も同時に展開する。

三服文学賞は、温泉・お茶・器・酒といった嬉野の文化をテーマに「暮らしの中で書く楽しさ」を提案する文学賞。エッセイ、小説、詩、俳句など形式自由、2,000文字以内の作品を全国から募集する。第1回では約2,000件、第2回では1,200件の応募が集まった。

今回から新設された「嬉野地域賞」では、嬉野市在住・在勤・在学者が対象。応募者には「三服」利用チケットや入浴券などの特典が贈られる。大賞受賞者には「ライターインレジデンス権」が与えられ、1年間「三服作家」として宿泊しながら創作活動が可能になる。

また、創作体験付きの特別宿泊プランや、作家・編集者を対象とした無料宿泊招待プログラム「一宿一筆の縁」も同時募集。文化交流や執筆活動の場として、旅館ならではの新しい文学の形を提案している。

応募は2025年4月15日より開始、締切は8月15日(当日消印有効)、結果発表は11月3日を予定している。

◾️出典元

株式会社 和多屋別荘プレスリリース

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